研究課題/領域番号 |
03670258
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 国立精神・神経センター |
研究代表者 |
山元 弘 国立精神・神経センター, 神経研究所・免疫研究部, 部長 (50127312)
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研究分担者 |
竹内 保 国立精神, 神経センター・神経研究所・免疫研究部, 研究員 (50226990)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | レパートリー / イディオタイプ / T細胞 / 胸腺 / 胸腺上皮細胞 / 細胞間相互作用 / レパ-トリ- / ス-パ-抗原 / 胸腺細胞 |
研究概要 |
1.免疫系レパートリー形成とその維持の機構を解析いるために、BALB/c myeloma MOPC-104E抗体重鎖(M104Eと略)遺伝子、マウスミエリン関連糖蛋白質(MAGと略)遺伝子を発現する細胞株を樹立した。M104E genomic rearranged DNAをIg enhancer、Cμ genomicDNAに繁ぎ、pSV2neo vectorに、MAGはmouse cDNAを発現ベクターBCMGSneoに組み込んだ。宿主細胞はMHC class I、II両方とも発現するA20.2J B lymphomaを用いた。M104E蛋白を免疫して得たT細胞ラインは、M104E発現細胞に特異的に応答を示した。M104E類似遺伝子産物を発現する対照細胞と比較して、CDR2が抗原決定基となっていることが示唆されるため、CDR2相当ペプチドを合成し、特異性の検討を行っている。MAGは、自己免疫性神経障害原因遺伝子の1つである。MAG発現細胞をマウスに免疫して、classI、II拘束性T細胞の誘導を試みている。またMAGは、グリオーマ細胞に導入・発現できており、この細胞も同系マウスに免疫して、T細胞感作を試みている。 2.T細胞の胸腺内分化・成熟・選択機構を解析するために、胸腺上皮細胞株(SL10.3)、並びに、これに依存して増殖応答を示すT細胞株(N-9F)を得た。また、この増殖応答を阻止するモノクロナル抗体・抗血清を得た。N-9F免疫では100kdの蛋白を検出する抗体QR6.6を得た。100kd抗原は胸腺内の最も未熟な細胞に発現されており、SL10.3上での未熟胸腺細胞の増殖が抑制された。現在対応抗原の単離・精製と、その部分アミノ酸配列の決定を進めている。SL10.3免疫では、45kdと60kdの2種類の蛋白が同定できた。SL10.3cDNA libraryを抗血清でスクリーニングして、candidate cDNAが取れ、DNA sequenceの結果新しい遺伝子であることがわかっている。現在full-length cDNAの単離を急いでいる。またM104EやMAG遺伝子をSL10.3細胞に発現させ、中枢性の免疫寛容モデルの作成を試みている。
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