研究課題/領域番号 |
03670371
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
伊藤 誠 名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (00080119)
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研究分担者 |
城 卓志 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (30231369)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ペプシノーゲン分泌 / 胃主細胞 / monolayer culture / EIA / myosin light-chain kinase / protein kinase C / 細胞内Ca^<2+> / モルモット主細胞 / モノレイヤーカルチャー / ミオシンライトチェインキナーゼ / ML-9 / ニコチン / ペプシノ-ゲン分泌 / モノレイヤ-カルチャ- |
研究概要 |
Pepsinogen(Pg)分泌機序解明目的でモルモット胃主細胞monolayer culture系とモルモットPgEIA系を確立した。胃粘膜をcollagenaseとGEDTAで細胞分離後、Percoll溶液中で遠心して主細胞を単離し、DMEMとF-12の混合培地で70時間培養しculture系を得た。また、胃粘膜ホモジュネート液よりDEAE-SephacelとSephacryl S-200を用いてPgを精製し、家兎に免疫し抗Pg抗体を得、(Fab′)2とβ-galactosidase結合Fab′を調整しサンドイッチ型EIA系を確立した(日消誌90(2)105-133,1993)。この両系を用いて各種薬剤によるPg分泌と、細胞内Ca^<2+>濃度変化を検討した。そして1)myosin light-chain kinase(MLCK)のinhibitorであるML-9およびprotein kinase C(PKC)のinhibitorであるH-7が、Ca^<2+>messenger系を介して作用するcarbacholおよびCCK-8によって惹起されるPg分泌を有意に抑制すること(Gastroenterology102:A140,1992)、2)ML-9は、細胞内Ca^<2+>流入を促進させるionomycin刺激によるPg分泌も有意に抑制するが、直接PKCを刺激するTPAあるいはcAMPmessenger系を介して作用するforskolin刺激によるPg分泌は抑制すること、3)H-7は、TPAによるPg分泌も有意に抑制するが、ionomycinあるいはforskolinによるPg分泌は抑制しないこと、4)carbacholおよびionomycinによって惹起される細胞内Ca^<2+>の上昇をML-9あるいはH-7は抑制しないこと(日消誌89:1747,1992)などの結果を得た。このことより胃主細胞では、MLCKおよびPKCがPg分泌に重要な役割を果たしており、MLCKは細胞内Ca^<2+>の上昇以降にPKCおよびcAMP系と独立して作用し、またPKCは細胞内Ca^<2+>およびcAMP系に独立して作用することが判明した。
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