研究課題/領域番号 |
03807002
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
清木 勘治 東海大学, 医学部, 教授 (40055934)
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研究分担者 |
坂部 貢 東海大学, 医学部, 講師 (70162302)
花本 秀子 東海大学, 医学部, 助手 (50156824)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | ヒト胎児胸腺 / エストロゲン受容体 / 血清胸腺因子 / 胸腺上皮 / ハッサル小体 / 胸腺・性腺軸 / 胎児胸腺 / エストロゲン(E) / エストロゲンレセプター(ER) / ER-mRNA / 胸腺上皮細胞 / 胸腺T細胞 / 胸腺細胞 / エストロゲンレセプタ- / アポプト-シス |
研究概要 |
平成3年度〜平成5年度の3年間にわたり、主に発生初期〜中期におけるヒト胎児胸腺の機能化に及ぼす性ホルモン、特にエストロゲンの効果について、以下の要領で検討した。 1.胎生第21週までのヒト胎芽・胎児の胸腺を合法的に入手し、一部は固定液に浸したのち、薄切し、エストロゲン受容体(ER),FTS,ケラチンの免疫染色を行った(清木、坂部)。 2.残りの胸腺は、ホモジエナイズ後、その上清をELISA法によりERとFTSの定量に使用した(坂部)。 その結果、つぎの所見が得られた。 1.発生第16週で胸腺内に早くもERが発現し、その後発生の進行にともない、ER量は増加した。また、ERは、胸腺の皮質・髄質を問わず、胸腺上皮およびハッサル小体に局在し、リンパ球やマクロファージには認められなかった。 2.同じく、FTSは発生第16週頃胸腺に発現し、発生の進行にともないその含有量は増加した。またFTSは、ERと同様に胸腺上皮とハッサル小体に局在し、リンパ球・マクロファージには認められなかった。 以上の結果より、ヒト胎児胸腺では、発生の早い時期(中期)にすでにERが発現しており、エストロゲンはその受容体を介してFTSの産生・放出を調節しながら、「胸腺・性腺」軸の機能化に関与していると考えられる。
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