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高濃度酸素供給による高二酸化炭絵排出燃焼の基礎研究と応用

研究課題

研究課題/領域番号 04203208
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関群馬大学

研究代表者

中山 満茂  群馬大学, 工学部, 教授 (70008449)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード炭酸ガスベース燃焼 / 室素ガスベース燃焼 / O_2富化燃焼 / 噴霧燃焼特性 / 高濃度炭酸ガス排出 / 炭酸ガス排出制御
研究概要

近未来に予測される排気ガス成分中のCO_2の低減策では、海洋投棄が最短距離にあるものと予想される。ついで触媒によるメタノールへの変換利用であろう。このような後城理システムには最適のCO_2濃度が存在する。大量のCO_2を扱う場合には、排気ガス中に含まれる余剰ガスの分離には相当量の電気エネルギーを必要とする。この研究の主目的は、排気ガス中に含まれるCO_2濃度を任意に制御できる燃焼システムの提案にある。そこで、現用の10数%から100%に近い高濃度CO_2までを相定して、実験的研究によりその可能性を示すと共に今後配慮すべき課題についての検討を行った。
当研究推進のために、(1)円筒直管型噴霧燃焼器、および(2)渦室型噴霧燃焼器の試作を行った。(1)は燃焼火炎温度、排気ガス成分計測を目的とし(2)は重質油ならびに微粉炭を目的に設計試作したものである。これらにより、N_2をベースとした噴霧燃焼、CO_2をベースとした噴霧燃焼実験により任意量のCO_2を排出可能な燃焼システムを示した。N_2ガスベースの場合には30〜40%の酸素富化によりCO_2ガス濃度を最高40%程度まで、CO_2ガスベースの場合には酸素富化との組合せにより最高90%程度までの高濃度排出燃焼を実証した。酸素富化燃焼は必要燃焼ガス量の絶対量を減少させることが出来ることから省エネルギーの観点からも利用価値が高い。
排気ガス中に含まれる他のガス成分は通常の燃焼システムと変わらないが、CO_2ベース燃焼ではサーマルNOの発生が無いことが特徴である。重質油は(2)の燃焼システムの利用により完全燃焼が可能である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中山 満茂,荻原 五郎,崔 伝涛: "CO_2ガスの後処理を考慮した燃焼システムの提案 II.高濃度CO_2供給噴霧燃焼器の燃焼特性" 第9回エネルギーシステム・経済コンファレンス講演論文集. 9. 345-348 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 中山 満茂: "後処理効率を考慮した高二酸化炭素排出型燃焼方式の課題" 環境に適合する燃焼技術研究分科会報告書(日本機械学会). 169-174 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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