研究課題/領域番号 |
04234104
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中村 卓史 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80155837)
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研究分担者 |
江里口 良治 東京大学, 教養学部, 教授 (80175231)
大原 謙一 新潟大学, 理学部, 助教授 (00183765)
佐々木 節 大阪大学, 理学部, 教授 (70162386)
観山 正見 国立天文台, 教授 (00166191)
佐藤 勝彦 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (00111914)
山田 良透 京都大学, 理学部, 助手 (20230493)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
21,900千円 (直接経費: 21,900千円)
1994年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1993年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1992年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
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キーワード | 重力波 / 数値シュミレーション / 一般相対論 |
研究概要 |
本計画研究の重要な課題の1つは、連星中性子星の合体時に発生する重力波の波形予測であるが、これに関して2つの重要な仕事がなされた。1)片方の質量が一方に比べて小さい場合、一般相対論の摂動論を使う事によりポストニュートニアンの8次の項までのエネルギー放出率を明らかにした。その結果ポストニュートニアン展開は6次程度まで実行すれば十分であることがわかったが、これは世界的にも今後大きな課題となった。2)合体時の現象は完全に一般相対論を取り入れた数値シミュレーションが必要であるが、これについてはア)共形時間切断法イ)Pseudo Minimal Shear条件を開発して3次元数値コードを完成させた。今後は、上下対称性等を仮定して、本格的にシュミレーションを行う予定である。1 )、2)とも1994年7月に米国スタンフォード大学で開催された第7回マ-セルグロスマン会議で発表し、その成果は国際的に認められた。超新星爆発についても各種回転則の場合の2次元数値シュミレーションを実行した。
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