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三体系原子核反応理論の化学反応動力学への応用

研究課題

研究課題/領域番号 04243213
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

上村 正康  九州大学, 理学部, 助教授 (10037210)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード化学反応動力学 / 組替えチャネル結合法 / Kohn変分法 / 三体模型 / 核反応理論 / ガウス型基底関数
研究概要

原子核の反応で有効であった組替えチャネル結合法を、化学反応に適用するための計算上の開発を行っている。たとえば、a)組替え反応に対する連立微積分方程式の積分核の計算時間、メモリーは実用的か、採用すべき内部(振動、回転)波動関数の形としてどんなものが、妥当か。b)チャネル数は実用的な範囲で十分に取れるか、Sub-channel数を実用的に減らす工夫はないか。c)closed channelsの効果(波動関数の3体相互作用領域)を表すための基底関数が、十分良いものであるか、少なくとも、3体系の束縛状態や共鳴状態がある場合、これを十分よく記述できるか。d)Light-Light-LightのみでなくLight-Heavy-Light系にも耐えられるか、など。
a)については、本年度は、GaussianやDisplaced Gaussianを使った場合のHamiltonian matrix elementsの表式の作成、数値積分におけるメモリー、計算時間の予測などを行った。また、三原子間ポテンシャルのルジャンドル展開、動径成分のガウス型関数による展開などについて、数値テストを行った。
b)については、Light-Heavy-Light系やHeavy-Light-Heavy系の場合に備え、「チャネル数を減らすために、角運動量Sub-channel間で動径波動関数を同一と見なす(sub-channel間で平均する)近似を考案し、妥当性の検討を始めた。同常、反応確率はstate-to-stateで議論され、sub-channel間で和が取られているいることに注目したものである。
c)については、相互作用領域展開基底関数の有用性を見るために、3体系、4体系のガウス型基底関数を用いて、^4原子のtrimer(3体系),tetramer(4体系)を解いて、十分満足できる結果を得た。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.Kino: "Non-adiabatic Calculntion of Muonic Atom-Nucleuo collisions" Muon Catalyzed Fusion. 8. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Kino: "Isotope Dependence of Particle-Decay Rates of Muonic Molecular Ions (dHeu)" Muon Catulyzed Fusion. 8. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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