研究課題/領域番号 |
04301094
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
佐古 順彦 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (10000069)
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研究分担者 |
耳塚 寛明 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (40143333)
池田 輝政 大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (90117060)
牟田 博光 東京工業大学, 工学部, 教授 (70090925)
藤岡 完治 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (90030048)
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20000086)
浅田 匡 神戸大学, 教育学部, 講師 (00184143)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
1993年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1992年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 高等学校 / 総合制学校 / 学校建築 / 学校規模 / 単位制 / 選択教科 / 進路選択 / 教育情報処理システム / 総合選択制高校 / 教育改革 / ハウス制 / カリキュラム |
研究概要 |
日本で唯一の大規模総合選択制高校である伊奈学園を多面的に評価した。学校の設置計画と運営の実際を概観した後で、多様な教科の選択制、3300の生徒を収容する大規模、大規模を小規模に分割するハウス制(学校内学校プランあるいはキャンパスプラン)というこの学校の独自の特質の効果を検討した。主要な結果は以下のとおりであった。 1.教科教室制と大規模な学校建築が教師の空間利用を制限している。 2.大規模校の場面の匿名性と小規模校の部分(特にホームルーム)の親密性の均衡が重要である。 3.教科選択と満足の関係に男女差や学系(コース)の差がみられる。 4.卒業生の自己像に自己実現と同時にシニシズム(冷笑主義)の傾向がみられる。 5.進路指導の事例調査によると、進学や職業希望の形成に加えて高校生活の指導が重要である。 6.進路選択に関する他校との比較調査によると、大学進学希望の要求水準は他校のように学力によって高低に二極分化せず、比較的に高い水準を維持する。 7.学校経営の財政基盤の分析によると、建築や設備などの資本的支出はやや大きいが、本務教員あたり生徒数や生徒一人あたりの支出や標準運営費は平均的である。 8.教育情報処理システムは、この学校の大規模とカリキュラムの個別化に必須のものであるが、情報処理にともなう作業の多様さと作業量の多さが特徴である。教務関連、情報教育関連、教科教育関連のシステムの増強と人材の育成が必要である。
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