研究課題/領域番号 |
04555193
|
研究種目 |
試験研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
工業物理化学・複合材料
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小宮山 真 東京大学, 工学部, 教授 (50133096)
|
研究分担者 |
仲里 正孝 (株)SLTジャパン, 技術課, 主任研究員
大工園 則雄 (株)SLTジャパン, 開発部門, 研究担当取締役
小林 正美 東京大学, 工学部, 助手 (70234846)
大工園 則男 (株)SLTジャパン, 開発部, 研究担当取締役
小林 正美 東京大学, 工学部, 助手 (40211908)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | ガンの光治療 / 増感色素 / クロロフィル / ポルフィリン / 核酸 / DNA / RNA / 光治療 / フェオフォーバイド / 蛍光顕微鏡 / DNAの光切断 / 一重項酸素 / PDT / 活性酸素 / 光増感剤 / ポルフィリン誘導体 / クロロフィル誘導体 / ヘマトポルフィリン / レーザー |
研究概要 |
効率的なガンの光治療用の色素の開発のために種々の色素を用いて実験を行なった。昨年度までにクロロフィル誘導体が光励起一重項状態で、核酸のグアニンおよびアデニン塩基から電子を引き抜くことにより、核酸を光切断することを見出した。この光切断の特徴は、酸素を介在させずに、色素が直接ガン遺伝子を切断できることである。 このような観点から、本年度は光励起一重項状態の還元電位を基準にして、種々の色素を選択し、核酸の光切断を試みた。その結果、光励起一重項状態の還元電位の高いZincphyrinが効率よくDNAを光切断することを見出した。更に、希土類金属を中心に有するポルフィリンが非常に高活性であることを初めて明らかにした。 この二種類の色素はガン細胞の核に迅速に取り込まれることから、有力な光治療用色素になりうると期待される。
|