研究課題/領域番号 |
04650394
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
船舶構造・建造
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
船木 俊彦 大阪大学, 工学部, 教授 (90029174)
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研究分担者 |
橋本 聖史 大阪大学, 工学部, 助手 (50183554)
冨田 康光 大阪大学, 工学部, 教授 (30029251)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 船体構造 / 梁-骨組構造要素 / 実験的研究 / 鋼材の減衰性能 / 衝撃応答シミュレーション / 船体 / 動的構造応答 / 衝撃荷重 / 減衰係数 / 時刻暦 |
研究概要 |
振動応答あるいは衝突・衝撃応答等の動的応答を正確に解折するためには構造体を構成している構造要素のもつ減衰性能を正しく予測することが重要である。船舶工学に限らず多くの建設工学の分野では未だに、これ迄の多くの経験からに基づいた値を用いているのが現状である。本研究では船体を構成している梁-骨組構造要素のもつ減衰性能を理論的並びに実験的に推定する手法を開発することを目的として行なわれた。 そのために、先ず、現状・寸法をシリーズ的に変へた鋼製(MS41)試験体を作製し、これにインパクトハンマーを用いた衝撃加振試験を行ない、試験体の振動応答解折から振動モードおよび固有振動数と減衰係数の相関性を実験的に求めた。さらに上記の結果を基に、減衰の物理モデルとしての比例減衰モデルを構築し、これをオイラー梁の運動方程式に組み込むことにより、線型システムとしての構造体の衝撃応答量を解折するシステムを開発した。実験結果を解折して求められた減衰係数を用いて新たに開発した衝撃応答量解折システムを用いて行ったシミュレーション結果は実験結果と極めて良い一致を見ることができた。以上の結果より船体を含む構造体の動的応答を推定するに必要な構造要素の減衰性能を精度良く推定する手法を開発することができたものと考える。
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