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K中間子工場のためのビームラインの設計

研究課題

研究課題/領域番号 05041066
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分学術調査
研究機関高エネルギー物理学研究所

研究代表者

高崎 稔  高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助教授 (70044782)

研究分担者 上蓑 義朋  東京大学原子核研究所, 放射線安全管理センター, 助手 (60160339)
柴田 徳思  東京大学原子核研究所, 放射線安全管理センター, 教授 (80028224)
三浦 太一  高エネルギー物理学研究所, 放射線安全管理センター, 助手 (80209717)
鈴木 健訓  高エネルギー物理学研究所, 放射線安全管理センター, 助教授 (40162961)
外山 毅  高エネルギー物理学研究所, 加速器研究部, 助手 (30207641)
野海 博之  高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助手 (10222192)
家入 正治  高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助手 (50192472)
田中 万博  高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助手 (90171743)
千葉 順成  高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助教授 (50126124)
今里 純  高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 教授 (40107686)
中井 浩二  高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 教授 (40028155)
研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1994年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1993年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード素粒子実験物理 / 原子核実験物理 / 高エネルギー陽子加速器 / 大強度ビーム輸送 / ビームモニター / ビームコントロール / 放射線遮蔽 / 耐放射線機器 / K中間子工場 / 陽子加速器施設 / ビーム輸送 / 放射線管理 / 高エネルギー実験
研究概要

本年度の調査研究所は次の3点を課題として計画された。
(1)大強度一次陽子ビームによる放射線遮蔽・防護の専門家を現地に派遣する。特に「残留放射線の強い場所を局所化することにより、他の多くの場所での放射線対策を比較的楽にする」という観点での調査に集中する。
(2)加速器利用の現状を広い視野で調査することにより、K中間子工場計画の位置づけを明らかにする。従って、高エネルギー物理学の動向調査を兼ねる。
(3)二次粒子ビームラインとしてのK中間子ビームチャネルの性能向上を目指し、世界のK中間子ビームラインの調査をするとともに、カナダのTRIUMF研究所のビームチャネル担当者を招へいすることにより、我国にでのKラインのグレードアップをはかる。
これらの調査は、昨年度の調査研究に対する反省から提案されたものであり、3点ともに、これまでの調査観点を180度転換して、見直したものとなっている。これらの背反的な課題を追求することにより、昨年度の実績がさらに生きてきたと思う。
どこの施設でも放射線管理規制が厳しくなっている印象を受けており、耐放射性の高い機器を必要とするK中間子工場での放射線管理規制の観点からの調査の重要性が一層強調された。
高エネルギー実験物理の動向の面では、カナダのTRIUMF研究所を中心とするKAON計画が、昨年2月にカナダ政府より中止が宣言された点が、世界のK中間子工場計画に大きな影響を与えた。これによって、我国の東京大学原子核研究所を中心とした大型ハドロン計画の重要性が一層増したことになる。また、大強度のニュートリノビームラインの建設要望が強くなってきている今日この頃、K中間子工場と似かよった技術開発を要する問題として位置づけられる。この意味でも、CERN(スイス、フランス)、BNL、FNAL(共にアメリカ合衆国)を中心とした国際学術調査の必要性を一層感じている。
カナダのTRIUMF研究所からの研究者の招へいにより、我々の計画は大きく前進したことは言うまでもないが、同時に、我々の技術力は世界的なレベルにあり、高く評価されていることも併せて知った。

報告書

(2件)
  • 1994 研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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