研究課題/領域番号 |
05235106
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
内本 喜一朗 (内本 喜一郎) 京都大学, 工学研究科, 教授 (90025958)
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研究分担者 |
久枝 良雄 九州大学, 工学部, 教授 (70150498)
徳田 昌生 北海道大学, 工学部, 教授 (80001296)
藤澤 清史 東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (10251670)
相澤 益男 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00016742)
久枝 良雄 九州大学, 工学部, 教授 (79777251)
横野 照尚 九州大学, 工学部, 助教授 (10203887)
北島 信正 東京工業大学, 資源化学研, 助教授 (20177843)
碇山 義人 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (10202847)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
69,200千円 (直接経費: 69,200千円)
1995年度: 20,700千円 (直接経費: 20,700千円)
1994年度: 21,900千円 (直接経費: 21,900千円)
1993年度: 26,600千円 (直接経費: 26,600千円)
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キーワード | 電子移動 / 立体選択性 / 二金属反応剤 / 有機亜鉛化合物 / 鉛触媒 / ビタミンB_<12> / 配位化合物 / バイオセンサー / 有機金属錯体 / ジメタル活性種 / 異種金属相互作用 / アルキリデン化反応 / ポリフィリン錯体 / 分子認識 / 有機電気化学 / 金属錯体 / 生物有機化学 / 反応性電極 / 高選択的有機合成反応 / 有機金属 / 電気化学 / 電解 |
研究概要 |
錯体電子移動系の展開を研究の主観として、金属または低原子価金属塩から有機化合物への電子移動、遷移金属錯体系における電子移動の基礎および応用に関して研究を行い、次の結果を得た。 1.電子移動系の解明と電子移動により生成した反応活性種の利用 1,1-ジハロアルカンにα位に立体中心を持つキラルなアルデヒド存在下に二ヨウ化サマリウムを作用させると、キラルなα-ヨードアルキル活性種が発生し、アルデヒドに立体選択的に付加して、3連続炭素原子の立体化学をほぼ完全に制御することが可能となった。また二金属種をジハロアルカンから直接に調製するための金属系の解明と有機合成への利用を行い、電子移動を制御することにより異なる反応活性種を調製することが可能となった。また高活性金属種の電気化学的調製とこれを利用した有機合成に成果が見られる。 2.新規電子移動系の構築 電子移動による新規活性種の創製、光励起種からの高効率電子移動系の構築などについての研究に成果が上がっており、ビタミンB12を用い、電子移動を利用した立体選択的反応の有機合成への利用の研究が発展している。 3.生体活性化合物評価への電子移動系の利用 生理活性化合物の性能評価に、生体物質と基質との間の電子移動を利用することが研究され、バイオセンサーの新展開として注目されている。
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