研究課題/領域番号 |
05454164
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
山下 哲 群馬大学, 医学部, 教授 (50025623)
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研究分担者 |
内田 勉 群馬大学, 医学部, 助手 (00160276)
保坂 公平 群馬大学, 医学部, 助教授 (70108992)
杉本 博之 群馬大学, 医学部, 助手 (00235897)
岡村 信一 群馬大学, 医学部, 助手 (20224058)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | ホスファチジルコリン代謝 / 細胞増殖 / シグナル伝達 / 酵素精製 / ホスホリパーゼD / リゾホスホリパーゼ / ホスファチジン酸 / リゾホスファチジルコリン / リゾホスファチジルコン / コリンキナーゼ |
研究概要 |
ホスファチジルコリンはイノシトールリン脂質とともにシグナル伝達、細胞増殖に深くかかわっている。本研究では細胞増殖におけるホスファチジルコリン代謝の役割を解明するためホスファチジルコリン代謝にかかわるホスホリパーゼの精製と性状の解析、cDNAクローニングに焦点を絞り研究を行った。 1.増殖シグナル経路において中心的な役割を果たすとされるホスホリパーゼDをブタ肺ミクロームから可溶化し、カラムクロマトグラフィーの組み合わせにより2,200倍精製し、分子量190,000の均一な酵素標品を得ることに成功した。 2.リゾホスホリパーゼをラット肝臓、および胃粘膜から均一にまで精製し、前者からは24kd、60kd、後者からは22kd、23kdのそれぞれ2つのアイソザイムを得ることができた。肝臓の60kd酵素は水解活性のほかにアシル基転移活性を有していた。いずれの酵素もホスファチジン酸、リゾホスファチジン酸により阻害を受けることが判明し、リゾホスホリパーゼがシグナル伝達に関係していることが示された。さらに肝臓の24kd酵素と胃粘膜の22kd、23kd酵素については抗体を得ることができた。ウエスタン分析により肝24kd酵素と胃22kd酵素は免疫学的に交叉するが、肝60kd、胃23kdは免疫学的に区別できることが判明した。肝臓24kd酵素については抗体を用いてλgt11ライブラリーからcDNAクローニングを行ない、塩基配列を決定した。精製酵素の部分アミノ酸配列を2ヶ所決定したところ、それらは塩基配列とよく対応し、得られたcDNAクローンがリゾホスホリパーゼをコードするものであることが証明された。
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