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神経・筋伝達機能の定量的評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05671288
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関久留米大学

研究代表者

上田 直行  久留米大学, 医学部, 助教授 (70148831)

研究分担者 増田 裕一  久留米大学, 医学部, 助手 (00199704)
高木 俊明  産業医科大学, 講師 (90098864)
無敵 剛介  久留米大学, 医学部, 教授 (60080917)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードダブルバースト刺激 / 極大下刺激 / TOFガード
研究概要

コンセンサスを得たASAリスクの基準I〜IIの定例手術患者を対象に、麻酔補助薬である非脱分極性筋弛緩薬(ベクロニウム)を投与し、その効果を神経筋伝達機能分析装置(フォーストランスデューサ式のマイオグラフ2000と加速度トランスデューサ式のTOFガードの2方式)で測定した。Double Burst刺激の極大、極大下刺激反応はマイオグラフ2000をMyotest DBS〓の組み合わせで反応記録の上、比較検討、またトランスデューサの違いによる反応の比較も反応記録の上比較した。分析の結果、以下の結論を得た。
1.Double Burst刺激を極大上刺激と極大下刺激で与え、その反応の比較を行ない、さらにその前後でのTOF刺激反応と比較検討した結果、強い痛みを伴わない極大下刺激でも臨床的な指標として充分定量性をもった指標であることが判明し、これは回復室やICUでの覚醒患者での筋弛緩モニター時の痛みを軽減させることが可能となりその質的向上をもたらすと結論した。この成果はEuropean Journal of Anaesthesiology(1994)にAcceptされた。
2.ピエゾエレクトリックトランスデューサを用いた神経筋伝達機能分析装置(TOFガード)が臨床応用可能か否かをフォーストランスデューサ方式(マイオグラフ2000)と同時に使用し、母指内転筋の筋弛緩薬投与時の収縮機能の変化を比較検討したところ、単収縮高(T_1)、TOF比、PTCはそれぞれY=0.97x+5.44(r=0.96,P<0.01)、Y=1.02x+7.56(r=0.96,P<0.001)、Y=1.10x+1.04(r=0.96,P<0.01)高い正の相関があることが判明し、TOFガードが充分臨床使用可能であることが判明した。この成果は「麻酔」(Vol.43,1994)に掲載された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 上田,直行: "新型筋弛緩モニターTOF Guard〓の原理とその臨床的有用性" 麻酔. 43. 134-139 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Naoyuki Ueda: "Double Burst Stimulation with Submaximal Current" European Journal of Anaesthesiology. (in press). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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