• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

内皮細胞が発現する抗血栓性因子トロンボモジュリンの酸化LDLによる発現低下機構

研究課題

研究課題/領域番号 05837024
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 血管生物学
研究機関帝京大学

研究代表者

石井 秀美  帝京大学, 薬学部, 助教授 (50102710)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード動脈硬化 / 酸化LDL / 血栓症 / 内皮細胞 / トロンボモジュリン / レチノイン酸 / cAMP
研究概要

本研究は動脈硬化巣に血栓が生じやすい原因を血管内皮細胞における抗血栓性因子トロンボモジュリン(TM)の発現低下機構の解析から明かにすべく計画された。本研究によって以下の新知見が得られた。
1.正常内皮細胞の膜表面で抗血栓機能をあらわすTMは動脈硬化巣に蓄積する酸化型低比重リポタンパク質(酸化LDL)の酸化程度の増加に比例して抗原量および抗血栓活性が低下する。
2.その発現低下はリソゾームでのTMの分解亢進によるものではない。
3.その発現低下はTMmRNA量の低下にもとずく、TM蛋白の生合成低下による。
4.その発現低下はスカベンジャー受容体経路を介するものではなく、酸化LDL中のリゾレシチンや酸化コレステロール以外の酸化脂質が原因物質であることが明かになった。
5.内皮細胞TMの酸化LDLによる低下はレチノイン酸および細胞内cAMPを上昇される物質によって抑制されることが明かになり、薬物開発の糸口が開かれた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] keiichirou Kizaki: "Different thrombomodulin induction in monocytic,macrophagic and neutrophilic cells differentiated from HL-60cells" Biochem,Biophys.Res,Commun.193. 175-181 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 石井秀美: "血管内皮細胞傷害と血栓形成" 循環器科. 34. 114-124 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 石井秀美: "HL-60細胞の分化とトロンボモジュリンの発現" 臨床病理. 96. 84-96 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 木崎景一郎: "トロンボモジュリン測定法と臨床的意義" 検査と技術. 22. 17-22 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi