研究課題/領域番号 |
05F05800
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
吉田 友彦 (2006) 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 講師
横張 真 (2005) 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授
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研究分担者 |
DUCOM Estelle 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | 人口減少 / シュリンキング・シティ / 高齢化 / 郊外 / ランドスケープ / 校外 / ニュータウン / 都市縮小 |
研究概要 |
まず、日本における都市化の基本的な状況を理解するために、年齢別人口数(人ロピラミッド)の日仏比較分析を行い、日本の郊外化過程が、戦後のべピーブームと密接に関係していること等を明らかにした。 次に、首都圏における距離圏別の人口増減比についての特性を分析し、今後の東京の都市構造の推移に関する基礎的考察を行った。1980年以降、20キロ圏から50キロ圏までの人口増減率が延びていない状況を明らかにすることができた。また、市町村別人口数について密度分布図等を分析し、東京の郊外化の態様について基礎的な知見を得た。 これらの現状を踏まえ、郊外ニュータウンのフィールドワークを行い、高齢化問題や空き家問題についてフランスとの比較分析を行った。多摩ニュータウンにおいて空き家の集積する住棟、利用されなくなった小学校施設、センター地区の公園施設、塗装の剥落する住棟壁面、高齢者が散歩する風景等を、日本の高齢化減少を象徴する風景として捉え、フランスとの比較考察を行った。筑波研究学園都市については、ビオトープなどの新たなコンセプトを導入した豊里の杜、蔵造りのデザインを用いて地場産材によって建設した市営住宅、そして市街化しない旧宅造地区などを視察し、都市建設後30年を経たニュータウンの問題点について考察した。 さらに、農村計画やランドスケープ研究の観点から、都市化の圧力によって都市近郊緑地の開発過程について、国分寺市の事例を調査分析した。
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