研究課題/領域番号 |
05J04953
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
上本 純平 東北大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 赤道域電離圏 / F3層 / ionization ledge / ロケット実験 / 熱圏・電離圏相互作用 / 電子密度構造 / イオノゾンデ / トップサイドサウンダー / ISIS-2衛星 / Ohzora衛星 / Akebono衛星 / IRIモデル |
研究概要 |
赤道域電離圏において究明されるべき問題の1つとして近年、盛んに研究の進められているF3層、ionization ledgeが挙げられる。これらの現象は、F2層より高高度領域に形成されるプラズマ密度のエンハンス構造であるが、赤道域電離圏のボトムサイド、及びトップサイドにおいてそれぞれ独立に見出されたこれらの現象が、一連の時間発展の中での同一の現象であるとすると、現象のボトムサイドからトップサイドへ至る時間発展の詳細な解明が必要である。本研究では、これらのプラズマ密度エンハンス構造のダイナミクスの解明を中心に熱圏・電離圏相互作用問題の解明を目的として観測データの解析、及びシミュレーションによる研究を進めてきた。本年度は、主にF3層、 ionizationledgeのダイナミクスの解明、及びロケット観測キャンペーンにおける電離圏電子密度、プラズマ波動の直接観測に取り組んだ。これまでのデータ解析、及びシミュレーションで得られた成果からF3層は赤道異常に伴って高高度領域に形成されるプラズマ密度のエンハンス領域に相当する一方で、ionization IedgeはE×Bドリフトによって高高度に持ち上げられたプラズマ密度のエンハンスしたフラックスチューブに相当することを突き止めた。また、熱圏中性大気・電離圏プラズマの同時観測を目的として今年度内之浦において行われたロケット実験において、電子密度、プラズマ波動のin-situ観測を成功させた。これらの成果を学会等で報告し、博士論文としてまとめた。
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