研究課題/領域番号 |
06280202
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
十川 和博 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80175421)
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研究分担者 |
井川 俊太郎 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (50241576)
藤井 義明 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00098146)
菊地 康夫 東北大学, 理学部, 助手 (10004467)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
28,800千円 (直接経費: 28,800千円)
1996年度: 8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1995年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1994年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | ダイオキシン / 転写因子 / PASドメイン / PAS蛋白質 / ダイマー形成 / 転写活性化ドメイン / Ahリセプター / Arnt |
研究概要 |
1.Ahリセプター(AhR)遺伝子を欠失したマウスを作成し、2, 3, 7, 8-四塩化ダイオキシン(TCDD)の奇形誘発作用を調べた。12.5日胚をもつ妊娠マウスに、経口投与によってTCDDを与え、18.5日胚を調べたところ、正常マウスでは全胎仔で異常が見られた口蓋裂と水腎症が、ノックアウトマウスでは全く生じなかった。 2.ArntはC末端部に転写活性化領域をもち、この活性がアデノウイルスの初期遺伝子ElAによって阻害されることはすでに報告したが、この転写活性化を仲介するコファクターとしてCBPとP300を同定した。 3.AhRと構造類似性をもつ抑制型転写因子をクローニングした。Arntとのヘテロダイマー形成活性、XREへの結合活性はAhRと同程度であり、AhRと競争的にXREからの転写を阻害することを見いだした。組織発現分布を調べたところ、多くの組織で発現しており、特に心臓での発現が強かった。 4.PASドメインをもち、HIF-1αと構造類似性をもつ正の転写因子HLFをクローニングした。Arntとのヘテロダイマー形成活性、DNAとの結合活性はHIF-1αと同程度であった。またHIF-1αと同じDNA結合特異性を示した。肺での発生過程での発現を調べた結果、HIF-1αによって転写が活性化されるVascular Endotherial Growth Factorの発現とよく相関しており、その転写活性化に関与していることが強く示唆された。
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