研究課題/領域番号 |
06283202
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
竹縄 忠臣 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40101315)
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研究分担者 |
三木 裕明 東京大学, 医科学研究所, 助手 (80302602)
深見 希代子 東京大学, 医科学研究所, 講師 (40181242)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
80,000千円 (直接経費: 80,000千円)
1999年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1998年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1997年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1996年度: 18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
1995年度: 16,000千円 (直接経費: 16,000千円)
1994年度: 16,000千円 (直接経費: 16,000千円)
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キーワード | アクチン / N-WASP / Arp2 / 3 / 細胞運動 / 膜ラッフリング / プロフィリン / Rac / WAVE / フィロポジア / Cdc42 / チロシンキナーゼ / Ash / Grb-2 / SH_2 / SH_3 / Ras / SH2 / SH3 |
研究概要 |
N-waspは静止期にはAsh/Grb2などのアダプター蛋白質と複合体を形成して存在する。細胞が活性化され、チロシンキナーゼが活性化されると、チロシンリン酸化部位にリクルートされ膜近辺でCdc42とPlP_2がN-WASPに結合する。するとN-WASP分子が開裂して、VCA領域が露出する。その結果、ARP2/3複合体がCA領域に結合してアクチン重合を促進し、フィロポジア形成に至る、と考えられた。N-WASPのverprolin、confilin様ドメインは直接アクチンフィラメントと結合し、その部位の欠失機能を失ってしまうので、重要な役割を果たしていると考えられた。そこで、verprolin、confilin様ドメインを持つ新しい蛋白質を検索した。すでにデーターベース上に機能は分からないが、verprolin、confilin様ドメインを持つ蛋白質の記載があった。この蛋白質を解析したところ、膜ラッフリング形成にかかわっている蛋白質であったので、WAVEと名付けた。WAVEをRacとともに発現させると膜ラッフルの形成が見られ、WAVEはラッフリング部位に局在した。しかしCdc42との共発現においてはフィロポジア形成は生じなかった。WAVEのdoinant negative体を発現した細胞をPDGFで処理すると、通常見られる膜ラッフリングの抑制をおこした。WAVEはRacとは直接結合しなかったが、両者を発現させた細胞において、WAVEはRacと複合体を形成した。これらの結果からWAVEはRacの下流にあって、膜ラッフリング形成に関与する蛋白質であると結論した.
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