研究課題/領域番号 |
06305011
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
広領域
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
武者 英二 法政大学, 工学部, 教授 (10090664)
|
研究分担者 |
梅木 哲人 長岡工業高等専門学校, 教授 (20185060)
名嘉真 三成 琉球大学, 教育学部, 教授 (30155808)
安江 孝司 法政大学, 第一教養部, 教授 (40061197)
中俣 均 法政大学, 文学部, 教授 (60135895)
東 喜望 白梅学園短期大学, 教養科, 教授 (10113284)
比嘉 実 法政大学, 沖縄文化研究所, 助教授 (50061221)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 15,600千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1994年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
|
キーワード | 八重山の総合調査 / 八重山の文献資料 / 八重山の民俗的建造物 |
研究概要 |
平成6年度より、日本文化圏の南端に位置する八重山地方を研究フィールドとして、その言語・歴史・民俗・文学・建築について総合的研究を実施した。八重山諸島は日本と南方、東南アジア諸国、南中国との接点となる地域であり、その地方の文化がわが国に招来された。八重山諸島はその架け橋となる地域であった。従来の研究は北琉球の研究に重きがおかれ、南方諸地域に隣接する南琉球の研究がなおざりにされてきたが、その地方の総合的研究は日本文化の研究に大きく寄与するものと考える。事実、我々が予想した以上に歴史文書や歴史的・民俗的建造物が戦災におかされることもなく保存されていた。石垣島字川平集落や竹富,鳩間、西表島の民家・集落の実測調査を行い図面化のための製図中である。文書の発見もあいつぎフィールドとして八重山地域を選択ことは間違いでなかった。平成8年度は古文書(八重山年来記、進頁船接頁船・・公事等)研究会を行い、これを機に補充調査を実施するとともに石垣市において研究会(近代化と祭祀機能の変容)が実施された。新しく発見された、石垣島全体の地籍簿は沖縄戦で土地整理事業の地籍簿が全滅に近い沖縄において、沖縄の土地整理の解明に画期的な成果をもたらすとともに、薩摩藩人配と琉球王国の人移しが解明されるであろう。この「明治3年法律第32号増徴地租」の調査については、大字・小字・地名・地番・地目・反別・地価・地租・所有者・所有者住所について整理をしたが、膨大な資料であり今回は伊原間村、桴海の2件であり残りは別の機会に期待する。また、明治以後の八重山島に沖縄本島や宮古島から移住してきた名薄が発見されている。移住者の職業・本籍が記載されており、八重山地域の漁業を中心に産業発展の変遷、推移を明らかにすることが可能になった。
|