研究課題/領域番号 |
06403025
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
内本 喜一朗 京都大学, 工学研究科, 教授 (90025958)
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研究分担者 |
高井 和彦 岡山大学, 工学部, 助教授 (00144329)
大嶌 幸一郎 (大蔦 幸一郎) 京都大学, 工学研究科, 教授 (00111922)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
36,200千円 (直接経費: 36,200千円)
1996年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1995年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1994年度: 25,000千円 (直接経費: 25,000千円)
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キーワード | 二金属反応剤 / 立体選択性 / キラル有機金属 / 有機亜鉛化合物 / 鉛触媒 / シラシクロブタン / 有機マンガン反応剤 / 有機サマリウム反応剤 / 低原子価金属塩 / 二ヨウ化サマリウム / マンガン / 四塩化チタン / アリルマグネシウム / ジヨードメタン / 有機亜鉛 / 立体選択的 / 希土類金属 / 高配位ケイ素 / タンタル / 有機希土類化合物 / 不斉合成反応 / 高選択的有機合成反応 / 金属触媒 |
研究概要 |
高機能性有機金属活性種の創製、機能と構造、有機合成への活用を研究した成果を示す。 1.二金属有機化合物の創製と有機合成への利用 ジヨードメタンから有機二金属種、CH_2(ZnI)_2、が鉛触媒存在下に亜鉛を作用させると生成することを明らかにし、生成機構を解明した。この活性種の有機合成への利用について研究を進め、カルボニル化合物のオレフィン化や段階的置換反応を開拓した。 2.有機希土類化合物の調製と有機合成への利用 アキラルな1,1-ジヨードエタンをキラルなアルデヒド存在下に二ヨウ化サマリウムを作用させると、キラルな1-ヨードエチルサマリウムがアルデヒドに高立体選択的に反応した生成物が高収率で得られることを見いだし、新規不斉合成法を開拓した。またブロモ酢酸エステルから4-ジヨードサマリオー3-オキソブタン酸エステルが得られることを明らかにし、ジケトエステル合成法を開発した。 3.有機ケイ素化合物の有機合成への利用 シラシクロブタン、ジブロモメチルシラン、アシルシラン等のケイ素の特性を活用した炭素-炭素結合生成反応を研究し、新規有機合成法を開拓した。 4.有機マンガン活性種の調製と利用 有機マンガン化合物の不飽和結合への付加、マンガンアート錯体の還元性を利用した有機マンガン中間体の調製とこれら活性種の有機合成への利用に成果が見られた。0
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