研究課題/領域番号 |
06404028
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | (財)進化生物学研究所 (1995) 自治医科大学 (1994) |
研究代表者 |
池本 卯典 (財)進化生物学研究所, 主任研究員 (90048942)
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研究分担者 |
梶井 英治 自治医科大学, 医学部, 教授 (40204391)
土田 修一 Jichi Medical School Ph.D.Lecture (20217326)
後藤 公彦 Jichi Medical School Lecture (40146155)
岩本 禎彦 Jichi Medical School Lecture (10232711)
福井 えみ子 Jichi Medical School Assistant (20208341)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
16,800千円 (直接経費: 16,800千円)
1995年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1994年度: 10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
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キーワード | 血液系遺伝標識 / 遺伝子解析 / 血液培養 / 血液抗原の分化発現 / Rh遺伝子 / RFLP / EsD遺伝子 / TF遺伝子多型 / 血球培養 / 血球抗原の分化発現 |
研究概要 |
培養過程における網状赤血球からRNAを抽出し、RhポリペプチドをコードするcDNAをクローニングし、その塩素配列、RhPI、PhPIIを決定した。なお、各種Rh抗原に由来する高分子DNAを試料として、RFLPを行い、RhDとRhdに変異の存在をすることを確認した。また、RhをコードするcDNAに多型との関連を示唆する多数のisoformを明らかにした。すなわち、RhPIクローンには7種類、RhPIIクローンには5種類のisoformを見い出した。なお、これらと50種類以上にも及ぶRh抗原との関係について検討を重ねている。 MNSs抗原を構成するGpAの遺伝子解析を目的に、培養細胞から全RNAを分離し、GpAcDNAをサブスクローニングした。そして、MN変異型と関連する可能性を髣髴とさせるGpAisoformを分離した。 Duffy抗原を構成するglycoproteinDの遺伝子解析を試み、Fy(a)Fy(b)抗原を決定する塩基配列を明らかにした。 赤血球酵素多型EsDについて、cDNA塩基配列を決定した。その表現型は569番目の塩基置換に由来することを明らかにした。TF多型をコードする塩基配列を解析し、624番塩基(Exon5)にいGとAの同義置換とAvalによる多型を発見した。 骨髄移植により標識遺伝子は変化する。同胞間移植では血縁関係を否認するような変容は起こらない。しかし、骨髄バンクからのdonorから移植した場合は、血縁関係の否認される血液型に転移することも予測される。
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