研究課題/領域番号 |
06455006
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
麻生 建 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80012524)
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研究分担者 |
足立 信彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (10175888)
石田 勇治 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30212898)
田中 純 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (10251331)
大石 紀一郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30194070)
北川 東子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40177829)
工藤 章 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (90092197)
木村 靖二 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (20011306)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1994年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | ベルリン / 哲学と都市文化 / ドイツ統一 / 政治文化 / ベルリンの建築 / ベルリン問題 / ドイツ文化史 / 国際政治 / 統一ドイツ / ヨーロッパ統合 / 都市文化 |
研究概要 |
1 都市文化と思想との関係については、1990年代からいくつかの優れた研究が行われている。本研究のメンバーは、その代表的な研究書の執筆者であるE.ヴァイグル氏(オーストラリア・アデレイド大学)を囲む研究会を行い、ドイツ啓蒙と都市文化との関係についての発表を聴き、討論会をもった。ヴァイグル氏の発表は、本研究の成果報告書に分担者の大石が翻訳・解説を掲載している。さらに、北川は、実際に1992年から1994年までベルリン・フンボルト大学・哲学研究所に研究滞在し、統一後のベルリンにおける哲学研究について報告を行った。その報告は、成果報告書の論文「現代ドイツ哲学と都市ベルリン」として発表された。 2 統一をめぐって、ベルリンという都市がドイツ政治文化全体にたいして与えた影響について、大石が方法論的な考察を行った。そのための基礎的な文献であるJ・ハ-バーマスの論文「1945年の影の下での1989年・将来のベルリン共和国の正常性について」を翻訳し、考察の基礎とした。論文「ドイツの政治文化・その概念と歴史的展開」は、その成果である。 3 田中は、ベルリンの「ユダヤ人慰霊碑計画」をめぐるさまざまな議論を紹介考察することで、現代における政治都市ベルリンと歴史文化都市ベルリンとの関係を考察している。とりわけ建築家リペスキンドによる「ユダヤ博物館」の設計思想を考察することで、ベルリンの文化政策と歴史性ないし「歴史の記憶」という問題系との関わりを明確にしている。その成果が、論文「ベルリンにおける記憶の政治・ユダヤ人慰霊碑計画をめぐって」である。
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