研究課題/領域番号 |
06660184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
森 義昭 京都大学, 農学研究科, 講師 (60026474)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 森林政策 / 森林資源管理 / システム・ダイナミックス / 林業経済モデル / 森林資源モデル / 森林環境モデル / 生態経済学 / 森林成長モデル / 環境保全モデル / 環境保全 / システムダイナミックス / 森林施業法 / 森林施業規制 / 水質保全 |
研究概要 |
本研究の目標は、森林の経済的利用と環境保全的利用をどのように調整するかを明らかにすることである。そのため、森林資源モデル、林業経済モデル、および森林環境保全モデルを統合した「森林資源-林業経済-森林環境保全モデル」を構築し、政策シミュレーションを通じて、森林利用に関する経済政策と環境保全政策との調整方法を明らかにする。 はじめに、わが国の森林資源・林業の現状を明らかにし、林業経済政策と森林環境保全政策の調整が喫緊の課題であることを主張した。ついで、従来の林業経済学の枠組みの中ではこれらの課題を解決することは不可能であり、新しい林業経済学のパラダイムが必要であることを明らかにし、従来の経済学と生態経済学の考え方を整理したうえで、生態経済学(EcologicalEconomics)の枠組に基づく林業経済学を提唱した。 林業経済政策と森林環境保全政策を調整するためには、生態経済学的観点に基づく「森林資源-林業経済-森林環境保全モデル」の構築が必要であることを明らかにした。モデル構築において森林に関する経済活動、環境保全活動は時間的な多重性-すなわち、育林生産の超長期性と伐出生産以降の林業生産の短期性-を吸うためには、システム・ダイナミックス・モデルによることが適切であることを明らかにした。 システム・ダイナミックス・モデル構築のためのツールとしてSTELLAを用い、森林資源-林業経済-森林環境保全モデルへの適用に際して考慮すべき種々の問題点を明らかにした。 最後に、STELLAによる「森林資源-林業経済-森林環境保全モデル」構築については、森林資源モデル、林業経済モデル、森林環境保全モデルを構築し、それらを統合した。 なお、具体的なシュミレーションの結果、政策調整の方法については、別途研究論文で発表の予定である。(時間未定)。
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