• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

副腎髄質カテコールアミン分泌機構の薬理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06672163
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関東北大学

研究代表者

木村 智彦  東北大学, 薬学部, 助教授 (40143002)

研究分担者 佐藤 進  東北大学, 薬学部, 教授 (80004604)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード副腎髄質 / カテコールアミン / エピネフリン / ノルエピネフリン / α受容体 / β受容体
研究概要

麻酔犬の生体位副腎標本を用い、アドレナリン性受容体による副腎髄質カテコールアミン分泌調節機構について検討し、以下の知見を得た。
1.α_2受容体による調節
副腎髄質細胞におけるα2受容体のカテコールアミン分泌調節機構の存在を明確にする目的に、内蔵神経刺激によるカテコールアミン分泌に対するα_2受容体遮断薬(yohimbine)の作用を検討した。カテコールアミン分泌はyohimbineで顕著に増強された。以上の結果から、副腎髄質においても交感神経終末と同様に、カテコールアミン分泌を抑制的に調節するα_2受容体機構が存在することが示唆された。
2.β受容体による調節
副腎髄質細胞におけるβ受容体を介する自己調節機構を明らかにする目的で、内蔵神経刺激によるカテコールアミン分泌に対するβ受容体遮断薬・刺激薬の作用を検討した。カテコールアミン分泌は、選択的β_1受容体遮断薬Atenololで有意に増強されたが、選択的β_1受容体遮断薬ICI118551および非選択的遮断薬Nadololでは影響を受けなかった。Atenololの遊離増強作用はICI118551で遮断された。Isoproterenolおよび選択的β_1受容体刺激薬Procaterolは、Atenolol存在下においてのみ刺激によるカテコールアミン分泌を増強した。両刺激薬の増強は、ICI118551で遮断された。以上の結果から、カテコールアミン分泌を促進性に調節するβ_2受容体機構とこの促進機構を抑制的に制御するβ_1受容体機構が存在することが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi