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松果体細胞における生理活性受容体・細胞内情報伝達物質の局在及びその光応答性

研究課題

研究課題/領域番号 06680737
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関大阪大学

研究代表者

塩谷 弥兵衛  大阪大学, 医学部, 教授 (60028347)

研究分担者 木山 博資  大阪大学, 医学部, 助教授 (00192021)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード松果体 / FGFR1 / ERK / MAPキナーゼ / 成長因子 / FGF
研究概要

我々は、各種受容体やそれら受容体の下流に存在する細胞内情報伝達関連分子に関して、松果体内での局在を検討した。神経伝達物質受容体の中ではグルタミン酸受容体の一種であるカイニン酸受容体が松果体に豊富に存在することが明らかとなった。カイニン酸受容体の明暗による発現変化は観察されなかった。神経成長因子受容体の中ではbasic fibroblast growth factor(bFGF)の受容体の一種であるFGFR1/flgの局在がmRNAレベルでも蛋白レベルでも確認された。一般に成長因子受容体の細胞内情報伝達系路のなかで多くの成長因子受容体の下流に位置する重要な情報伝達分子として、MAPキナーゼがある。MAPキナーゼには幾つかのサブタイプがあり、そのなかにExtracellular signal regulated kinase(ERK)がある。ERKにはERK1(p44),ERK2(p42),ERK3などのサブタイプが知られている。我々はこれらERKファミリーの分子の松果体での局在を検討した。その結果、松果体にはERK1が極めて豊富に発現していることが明らかとなり松果体においても成長因子からMAPキナーゼに至る情報伝達経路が存在することが示唆された。MAPキナーゼは成長因子受容体の下流に存在するのみならずサイトカイン受容体の下流にも存在するため、松果体におけるMAPキナーゼの機能を理解するためにはサイトカイン受容体の松果体に存在するかどうかを明らかにすることが次の課題であると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Kiyama: "Grpwth Factors and Extracellular Signal-Regulated Kinases(Mitogen-Activated Protein Kinase)on the Rat Pineal Gland" Neuroendocrinology. 59. 152-155 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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