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単純ヘルペスウイルス1型の薬剤耐性-アシフロビル耐性株の各種薬剤感受性とチミジンキナーゼ活性との相関-

研究課題

研究課題/領域番号 06771503
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関徳島大学

研究代表者

新田 敬子  徳島大学, 医学部, 助手 (00228248)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード単純ヘルペスウイルス1型 / アシクロビル耐性 / カルボサイクリック・オキセタノシンG / (S)-HPMPA / チミジンキナーゼ
研究概要

1.単純ヘルペスウイルス1型野生株を、アシクロビル含有培養液で継代培養した結果、15代目において薬剤耐性を獲得した。臨床においても低濃度のアシクロビルを長期にわたり投与している患者には薬剤耐性の出現を念頭におく必要がある。
2.アシクロビル耐性株は、ガンシクロビル、カルボサイクリック・オキセタノシンGに交叉耐性を示した。これよりカルボサイクリック・オキセタノシンGの作用機序にはウイルスのチミジンキナーゼが大きく関与していることが示唆された。
3.アデニンアラビノシド、(S)-HPMPAは、アシクロビル耐性株と野生株に同等の効果を示し、アシクロビル耐性株に対しては(S)-HPMPAが最も効果が高かった。
4.野生株は、チミジンキナーゼ陽性であるが、アシクロビル耐性株は全ての株がチミジンキナーゼ陰性となっていた。そのために耐性獲得をしたと考えられる。
5.アシクロビルは、現在本邦において最も広く使用されている抗ウイルス剤であり、最近は耐性株の出現が問題になっている。今回の結果より薬剤耐性が疑われたなら、作用機序の異なる抗ウイルス剤への変更が望ましいことが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 新田敬子: "単純ヘルペスウイルス1型アシクロビル耐性株の各種薬剤の感受性とチミジンキナーゼ活性" 日本眼科学会雑誌. 98巻. 513-519 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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