研究分担者 |
三浦 弘 埼玉大学, 工学部, 教授 (60092574)
田中 庸裕 京都大学, 大学院工学研究科, 助教授 (70201621)
上野 晃史 静岡大学, 工学部, 教授 (30135420)
岡本 康昭 島根大学, 総合理工学部, 教授 (80029553)
丹羽 幹 鳥取大学, 工学部, 教授 (10023334)
片田 直伸 鳥取大学, 工学部, 講師 (00243379)
薩摩 篤 名古屋大学, 工学部, 講師 (00215758)
瀬川 幸一 上智大学, 理工学部, 教授 (60053675)
|
配分額 *注記 |
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
研究概要 |
参照触媒を用いる触媒調整の標準化をテーマに,組成のみを指定したモリブデナ・アルミナ系,バナジア・チタニア系,酸化コバルト・アルミナ系の,環境触媒としても重要な3種の担持酸化物触媒を選び,メンバーが思い思いの手法で触媒を調整し,思い思いのキャラクタリゼーションを実施し,かつ触媒活性を比較し合うことにより,調整およびキャラクタリゼーションにおけるキ-ポイントを総合的に解明しようとした. それぞれの結果を比較し議論を重ね,焦点を絞って再度同じプロセスを繰り返すことによって,含浸の手法,含浸溶液のpH,乾燥の温度と雰囲気の条件,焼成温度,等々の調整条件を徹底的に解明しようとした.多数の研究者による共同作業であるため,従来の伝統的手法から最新の表面科学的手法に至るまで,考えられるすべてのキャラクタリゼーションの手法が動員され,それらの結果がまた調整法にフィードバックされるという形で研究が進展した. 最終的に,調整条件のどのファクターが触媒性能を大きく左右するか,またどのファクターは性能に影響を及ぼさないといった,インパクト・ファクターという新しい概念で,結果の総合的な整理をすることができた. 以上の結果は,国際的学術誌にすでに公表されたり,あるいは印刷中の段階にある.
|