研究課題/領域番号 |
07306023
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
|
研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
亀山 章 東京農工大学, 農学部, 教授 (30021091)
|
研究分担者 |
金木 亮一 滋賀県立大学, 農学部, 助教授 (30074082)
生原 喜久雄 東京農工大学, 農学部, 教授 (00014960)
三野 徹 岡山大学, 環境理工学部, 教授 (10026453)
甲本 達也 佐賀大学, 農学部, 教授 (60038304)
梅田 安治 (有)農村空間研究所, 所長 (90001411)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1997年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1996年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
|
キーワード | 土地利用 / 土地利用計画 / 農地 / 林地 / 農林業生産 / 環境保全 / サステナブル・ユ-ス / 耕作放棄水田 |
研究概要 |
この研究は、一つの土地利用が、他の土地利用または全体の土地利用にどのような影響を与えるかを、土地利用学的に調査・分析し、それらの相互関係を総合的にまとめることを目的としてなされたものである。 この研究では、従来の単独的な土地利用計画とは異なり、林地と農地さらに集落間の土地利用の依存性がどのように存在するかを地域計画論的に考察し、それらの間に存在する土地利用計画上のサステナブルな条件を、わが国の全国各地の事例をもとにして明らかにした。事例地区は、北海道、東北、関東、近畿・中国、四国・九州の5つの地方において設定した。 また、耕作放棄水田の高度利用計画の一環として、中山間地における小区画圃場整備をもとにした土地利用計画の策定や、農地と林地を一体化した総合的な土地利用計画の可能性についても明らかにした。 さらに、谷地田のような天水田の農地的成立条件は周囲の水源としての林地の雨水涵養能力に深く関係すること、および、林地と畑地と水田の土地利用の間にはそれらの地力を維持する物質として有機物循環が存在すること、ならびに、耕作放棄の現象は社会的要因で生じたものであるが自然的条件と社会的条件が複合されて耕作放棄がなされていることなどを明らかにした。 これらの研究において、研究代表者は研究を総括し、農地と林地の土地利用の関係について総合化し、研究分担者は林地と農地の水質や水文学的研究、土地利用と景観の調和、傾斜地の地すべりと侵食防止、谷地田や中山間水田の耕作放棄の調査研究を行った。
|