研究課題/領域番号 |
07457040
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病体医化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
島田 和典 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (40037354)
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研究分担者 |
白井 学 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (70294121)
友常 大八郎 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (80283802)
野村 みどり 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (60263315)
瀧原 義宏 大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (60226967)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | 遺伝子標的組み込み / ジーンターゲティング / 胚性幹細胞 / 胚性腫瘍細胞 / トランスサイレチン / 微小変異 / ral28遺伝子 / 臓器形成制御 / rae28遺伝子 / ショウジョウバエ / ポリホメオティック遺伝子 / 臓器形成不全 / ファロ-の四徴 / CATCH22症候群 / 神経堤細胞 |
研究概要 |
1)任意の遺伝子に微小変異を導入した変異マウスの作製を容易にする置換型ベクターの開発を進めた。トランスサイレチン遺伝子を例に取り上げ、マウス胚性腫瘍細胞F9をモデルとして、ジーンターゲティングによって、この遺伝子に微小変異を容易に導入可能にする置換型ベクターの開発を進め、ベクターの基本構造を確立した。 2)マウス胚性幹細胞の未分化状態を維持する機構を解析するため、F9細胞を用いて、未分化状態において発現している遺伝子をサーベイして、部分塩基配列を決定して、分類すると同時に、分化誘導に伴って発現が誘導される遺伝子を系統的に単離して、解析を進めた。 3)分化開始後、発現が増強する遺伝子の一つとして、我々が単離したrae28遺伝子は、ショウジョウバエの形態形成を制御しているポリホメオティック遺伝子のマウス相同遺伝子と考えられた。 4)この遺伝子のノックアウトマウスを作製、そのホモ接合体がヒトのCATCH22症候群と酷似した多彩な臓器の形成不全を示すことを見いだした。 5)体づくりで、前後軸に沿った位置情報を担うHox遺伝子(34種類)を用いて、その発現パターンを、in situハイブリダゼーション法を用いて解析した結果、発生過程のノックアウトマウスでは、Hoxa-5、Hoxb-3、Hoxd-4遺伝子の体節に於ける発現領域が、前後軸に添って、前方に移動していることを見いだした。また、菱脳でもHoxb-3、Hoxb-4遺伝子の発現領域が前後軸に添って、前方に移動していることを見いだした。
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