研究課題/領域番号 |
07457040
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
島田 和典 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (40037354)
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研究分担者 |
白井 学 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (70294121)
友常 大八郎 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (80283802)
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キーワード | 遺伝子標的組み込み / ジーンターゲティング / 胚性幹細胞 / 胚性腫瘍細胞 / トランスサイレチン / 微小変異 / rae28遺伝子 / 臓器形成制御 |
研究概要 |
1)マウスrae28遺伝子は、ショウジョウバエの体づくりを制御するポリコ-ム遺伝子グループ(Pc-G)のpolyhomeotic(ph)遺伝子に相同性を示すが、ショウジョウバエのph-変異体にrae28遺伝子を導入してrae28とphの機能的相同性を検討するため、rae28遺伝子を野生型のショウジョウバエに導入して、マウスrae28遺伝子を持つショウジョウバエを作製した。 2)rae28遺伝子のノックアウトマウスの解析を続け、in situハイブリダイゼーション法を用いて、多数のHox遺伝子の発現パターンを解析、rae28遺伝子が菱脳におけるHoxb-3、Hoxb-4遺伝子の発現を制御していること、マウス発生の進行に伴って造血幹細胞が減少することを見いだした。 3)ショウジョウバエのPc-Gに対するマウスPc-GとしてM33、rae28、bmi1遺伝子などが単離されているが、これら遺伝子産物の相互作用を解析した。マウス遺伝子、rae28、M33、bmi1についてグルタチオン-S-トランスフェラーゼとの融合タンパク質を合成後、これらタンパク質間の相互作用を解析した結果、これらタンパク質が複合体を形成して胚細胞核に存在すること、発生ステップでのこれら遺伝子の発現パターンが異なり、タンパク質複合体の組成も細胞特異性のあること、rae28及びM33遺伝子産物はbmi1遺伝子産物と相互作用するが、お互いは直接、相互作用しないこと、相互作用に必要なタンパク質ドメインが局在していること、などを明らかにした。
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