研究課題/領域番号 |
07457107
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
早川 和生 大阪大学, 医学部, 教授 (70142594)
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研究分担者 |
清水 忠彦 近畿大学, ライフサイエンス研究所, 教授 (00088519)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | 双子 / 老化 / 痴呆 / 生活環境 / 危険因子 |
研究概要 |
60歳以上の成人双生児185組について総合的健診調査を実施した。またかねてより協力を得ている成人双生児2,500組について、郵送質問紙調査を実施した。検査項目は血液化学、WAIS成人知能検査、人類学的身体計測、卵性診断、DNAテロメア分析、および生活環境要因である。これら調査結果について計量遺伝学の手法を用いた分離比、ロッド解析、ポリジーンモデルへの適応、浸透率等の分析を実施した。また双生児研究法独自のデータ解析手法(級内相関係数、遺伝寄与率、別離年齢別解析等)も実施した。 精神老化の最も強い危険因子として血清アポタンパクE濃度が推定された。血清アポタンパクEについては、一卵性の級内相関係数0.468、二卵性-0.048と算定され、遺伝寄与率は0.468と推定された。血清アポタンパクEとWAIS得点との関連性については、WAIS(符号、数唱、積木問題)得点のうち、符号得点と積木得点で血清アポタンパクEとの有意な関連が認められた。また、ライフスタイル要因との関連では、飲酒量がペア内で多い者、職業がペア内で重労働に就いている者のほうが、有意に血清アポタンパクEが低い傾向が示唆された。MPIテスト得点についてはN軸得点がWAIS符号得点と関連する傾向がみられた。DNAテロメアについては、一卵性ペアにおいて測定値が非常に近似することが判明し、遺伝的コントロールが極めて強いことが示唆された。
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