研究課題/領域番号 |
07457486
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
上田 実 名古屋大学, 医学部, 教授 (00151803)
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研究分担者 |
畠 賢一郎 名古屋大学, 医学部, 助手 (80293710)
各務 秀明 名古屋大学, 医学部, 助手 (80242866)
新美 敦 名古屋大学, 医学部, 助手 (20240806)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | 口腔粘膜細胞 / 培養粘膜上皮 / 培養上皮 / 同種移植 / 培養 / 凍結保存 / 表皮細胞 / 自家培養上皮移植 / 同種培養上皮移植 |
研究概要 |
本研究は、口腔粘膜細胞が表皮細胞に比べて分化度が低く、細胞増殖能が高いという生物学的特性に着目し、口腔粘膜細胞を用いた培養上皮を作製し、同種培養上皮移植の確立を目指したものである 現在までに口腔粘膜細胞を用いた培養上皮の作製方法は畠らにより確立し、その形態学的特性もほぼ解明した。また、われわれは自家移植とともに同種移植の確立を目指しており、その免疫学的特性にも着目してきた。一般に培養細胞はその作成過程で、継代を繰り返すうちに抗原提示能の減少を認めている。培養上皮細胞も同様にその作成過程において継代を行うため抗原提示細胞であるランゲルハンス細胞が消失することを確認した。このことは、同種移植においても培養上皮が生着するために有利に働くものと思われる。 さらに、われわれは、常時培養上皮を移植可能にするため培養上皮を凍結保存し、必要時に解凍し用いる方法の確立を試みた。これについては、凍害防止剤としてグリセリンを用い、緩徐な冷却を行い凍結保存することにより、解凍後も約70%の細胞が生存することを確認し報告した。また、凍結前に比べ凍結解凍後の培養上皮は抗原提示能がさらに減少することも確認した。この点については今後さらに詳細に検討を行い、免疫反応を弱めることにより、より生着し易い同種移植法を確立していきたいと考えている。 同種移植に関しては、腫瘍摘出後、皮弁により口腔内が再建された症例に対し、口腔内の皮膚を培養粘膜上皮により置換することで口腔内の環境を改善する症例、口腔前庭拡張術、口蓋形成術等への応用も報告した。これらの症例では、培養粘膜上皮の移植症例の新たな適応を拡げたと考えている。
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