研究課題/領域番号 |
07555138
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
土木材料・力学一般
|
研究機関 | 九州共立大学 |
研究代表者 |
高山 俊一 九州共立大学, 工学部, 教授 (50039137)
|
研究分担者 |
徳原 英利 太平工業(株), 設備部, 部長研究職
橋本 透 住友金属工業(株), 小倉製鉄所設備部, 参事補研究職
杉 正法 住金小倉鉱化(株), 技術開発部, 課長研究職
出光 隆 九州工業大学, 工学部, 教授 (30039078)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 製鋼スラグ / 路盤材 / リサイクル資源 / 産業廃棄物 / 修正CBR / 上層路盤 / 蒸気エージング / 水浸膨張量 / CBR試験 |
研究概要 |
未使用製鋼スラグの中の「パイレンスラグ」について蒸気エージングを実施し、諸性質を調べた。 1.蒸気エージングを2日間実施したパイレンスラグの水浸膨張比は約0.5%であり、JIS規格値以下であった。また、パイレンスラグと転炉スラグの混合配合での水浸膨張比は、パイレンスラグ単味の場合に比べて減少することが分かった。 2.混合配合での修正CBRは、どの配合でもJIS規格値の80%を上回っており、安定した上層路盤になるものと考えられる。 未使用製鋼スラグを使用した実路を大学内に作成した。 未使用製鋼スラグと転炉スラグ・再生コンクリートなどを混合した複合路盤を実際の道路に施工し、適用性について検討した結果、以下のことが明らかとなった。 3.作成した複合路盤の性質は、粒度調整鉄鋼スラグ路盤材の規格値を満足し、施工後の路盤強度も粒度調整砕石よりも優れいるが明らかとなった。 4.実路の路盤性状を半年後に調査した結果、未使用スラグの複合路盤材は、スラグ特有の水硬性を発揮して路盤強度が増加し、粒度調整砕石よりも一段と優れていることが判明した。また、路盤の膨張もみられなかった。 以上のことから、未使用製鋼スラグの複合路盤材は、実際の道路に適用可能と判断されるが、6ヶ月までの追跡調査結果であり、さらに2年間の追跡調査を実施する計画である。
|