研究課題/領域番号 |
07610249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 沼津工業高等専門学校 (1996-1997) 豊橋技術科学大学 (1995) |
研究代表者 |
山下 富雄 沼津工業高等専門学校, 校長 (40262969)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 技術科学 / 技術科学教育 / 技術科学大学 / 高等専門学校 / 科学技術 / 学校制度 / 工業高等専門学校 / 技術科学教育制度 |
研究概要 |
本調査研究では、主として昭和51年度に新しい構想に基づいて創設された「技術科学大学」に焦点を当て、工学教育の中でも特に指導的技術者の養成制度の構想及び現状等について考察した。 戦前のわが国の技術者養成教育は、複雑な学校制度の下で、工業学校及び高等工業学校が担っていた。 昭和24年の学校教育法の制定に伴う新しい学校制度おいては、学校体系の単一化を掲げ、一貫教育制度を採り、わが国の国民教育の水準を飛躍的に向上させたが、戦前における工業学校及び高等工業学校が果たしていた中堅技術者の養成という部分が欠落することとなった。 このため、新制度発足直後の昭和20年代末から、社会の実状に即した教育機関を求める提案がなされ、その提案は、専科大学構想を経て高等専門学校制度を生み出すに至った。 高専卒業生を受け入れるためと、当時産業界が求めていた指導的技術者を養成を図るため、いわゆる新構想大学としての「技術科学大学」が豊橋と長岡に設置された。 「技術科学大学の構想と現状」では、構想が生まれた背景と現状を分析しその概要を、筑波大学研究センターの研究会で発表した。 「豊橋技術科学大学を取り巻く環境の変化」では、近年、技術科学大学も高専側から見れば受入数の多い「一つの大学」となってきていること、また、近年、理工系離れが言われているがその現状を分析した。 「日本の高等教育制度-工学系大学を中心に-」は、技術科学大学の構想と現状を基に、JICAのHEDEが開催した「インドネシア国高等教育開発プロジェクト、高等教育国際セミナーで基調講演を行ったものである。
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