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α-グルコシダーゼcDNA導入細胞を用いた糖原病II型の遺伝子治療

研究課題

研究課題/領域番号 07670730
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関帝京大学

研究代表者

臼杵 扶佐子  帝京大学, 医学部, 講師 (50185013)

研究分担者 石浦 章一  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (10158743)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード糖原病II型 / acid α-glucosidase(GAA) / cDNA / 筋芽細胞 / 遺伝子治療 / 細胞移入
研究概要

糖原病II型を対象として、筋芽細胞を用いた治療法の開発を目標とした研究を行った。糖原病II型の欠陥酵素であるacid α-glucosidase(GAA)は高分子前駆体として合成され、一旦細胞外へ分泌された後、再び細胞内へとりこまれmature typeへと変換される。正常筋芽細胞と欠陥筋芽細胞を混合培養しhybrid myotubeを形成させGAA活性を測定したところ、欠陥細胞の酸素活性の上昇がみられた.従って、正常細胞からのGAA全駆体が疾患細胞へとりこまれprocessingをうけていることが考えられた。正常細胞の割合を少なくし、導入細胞あたりの酵素発現を高める必要があるが、そのためには自家筋芽細胞にGAAcDNAを導入して酵素活性の高いcell lineを得る方法が考えられる。また、GAAの分泌が継続されるためには、このcell lineは融合して筋管細胞へと分化する必要がある。そこで、マウス筋芽細胞のcell lineであるC2C12へvectorとして用いるpSRD plasmidとマーカー遺伝子であるpSV2-neoをco-transfectionし、G418-resistant cell lineを得た。このcell lineを用いて、分化度の検討を行った。筋関連遺伝子の発現をRT-PCR法で、また筋管細胞の形成度を筋組織化学的に検討した。分化融合培地へ変換後、筋関連遺伝子であるmyogenin, cardiac α-actinの発現は、経時的に増強した。この変化はparental C2C12 cellと同様であった。また、多核である筋管細胞の形成も経時的に増加した。したがってpSRD plasmid導入後も筋分化が進行することが確認された。GAAcDNA導入に関しては検討中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 臼杵扶佐子ら: "酸性マルターゼ欠損のないリソゾームグリコーゲン蓄積症" 日本臨床. 53. 3050-3054 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Usuki F et al.: "Up-regulation of dystrophin mRNA by exposure to dibutyryl cAMP in the C2C12 muscle cell line." Biochem Biophys Res Comm. 210. 654-659 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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