研究課題/領域番号 |
07J11329
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
|
研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
菊池 樹 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 特別研究員(PD)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2009年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
|
キーワード | 超対称性 / Unparticleの物理 / Collider物理 / 大統一理論 / ヒグッスの物理 / ダークマター / 標準模型を超える物理 / ヒッグスの物理 |
研究概要 |
(1)Z-prime mediationという新しい超対称性の破れの機構とその現象論についての研究 本研究において私は、近年提案された超対称性の破れの機構の1つである、Z-prime mediationについてB-L originのU(1)の場合に適応することを考え、その現象論的な帰結についての研究を行いました。一般に、この機構においては、scalar massとgaugino massとの間に大きな階層性が生じ、非常に重いscalar massが予言されますが、後者の論文において私は、anomaly mediationによる超対称性の破れを組み合わせることで、両者のmassをともにTeV scaleに保ち、かつanomaly mediation模型におけるtachyonic slepton問題も解決するようなモデルを考え、その現象論的な帰結についての研究を実施致しました。 (2)Unparticleの物理とその現象論についての研究 昨年度、提案されさまざまな現象論的な研究がなされた、新しい物理模型の1つであるunparticle物理について、いくつかのモデルの構築を行いました。 (3)Neutralinoのradiative decayについて、LHCでのcollider signatureについての研究 通常、2^<nd> neutralinoのLSP neutralinoへの崩壊は3体崩壊によりcascade decayする状況が想定されていますが、loopを通じた2体崩壊によりphoton+missing ETをシグナルとして出す状況が一般には存在します。その場合のcollider signatureについてはこれまで研究がなかったため、現在、モンテカルロツール、Herwig+AcerDETを使ってcollider signatureについての研究を行っているところです。
|