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ソフトウェア開発者のためのプログラム実行モデルへの体験/参加システム

研究課題

研究課題/領域番号 08234205
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

寺田 実  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80163921)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードプログラム視覚化 / 実行モデル / 直接操作 / Scheme言語 / continuation
研究概要

本年度は昨年度の公募研究の結果得られた知見化に基づき,Schemeという一種の関数型言語によるプログラムの3次元視覚とそれに対する操作システムの実装を行なった.
視覚化の方式は,プログラムにおける関数呼び出し履歴をあらわす木構造を,3次元空間内の入れ子になった箱として実現した.これによって,視点の移動は箱の内部への移動となり,利用者に対してより強い臨場感を与える.さらに,Scheme言語特有の制御構造である継続(continuation)を,実行履歴の一点に対する印(旗)として視覚化することで,理解を容易にした.評価実験によれば,コルーチンの実現など継続を利用した高度なプログラムについて,理解が容易になったとの声が得られている.
実行モデルに対する操作としては,すでに実行済みの式の値を,直接操作によって他の値に変更することを可能にした.この操作によって,その時点からの計算が再実行され,変更を反映した結果を得ることができる.この操作は,対話的に,繰り返し行なうことが可能であるから,プログラムの動作の理解に非常に有効である.
ただ,本研究は視覚化/操作のためのモデルの構築が主目的であるので,その提示や操作方法については十分に対応したとはいえない.実際,実行モデルに対する操作や視点移動はすべてマウスやキ-を用いて行なっている.人工現実感の観点からは,より多様な入力手段を用いることがのぞましく,本重点領域研究の他の研究成果の利用を進めていきたい.また,画像の提示についても,現状では3次元グラフィクスによる通常のCRTディスプレイへの表面であるので,より臨場感のある提示媒体を使用していきたい.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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