研究分担者 |
倉澤 資成 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (40018057)
神田 秀樹 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (90114454)
落合 誠一 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (80009852)
江頭 憲治郎 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (20009822)
三輪 芳朗 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90109158)
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研究概要 |
この研究では,日本の会社法を主たる素材として,コ-ポレイト・ガバナンスをめぐる制度に関連する諸問題を中心に,会社と取引に関わる制度的仕組みの経済分析を行った。研究プロジェクトは,大別して,以下の3つのパートにわけて運営された.[I]株主総会と取締役会(三輪,胥,落合).[II]株主総会の役割とコ-ポレイト・ガバナンス(倉澤,柳川,江頭).[III]経営者の役割・規制と市場取引(金本,松村,神田).これらの各テーマについてのほぼ月一回の研究会、平成8年秋のミニ・コンファレンス、平成9年4月のコンファレンスを行い、以下のような研究論文を作成した。 「株式会社法の特質、多様性、変化」(神田、藤田)「株主総会と取締役会-権限配分規定について-」(柳川)、「取締役会と取締役」(三輪)、「株主代表訴訟」(三輪)、「ディスクロージャー問題」(松村)、「株主総会の決定プロセス」(倉沢)、「株主、取締役および監査役のインセンティブ」(胥)、「株主の有限責任と債権者保護」(金本・藤田) これらの研究論文は、東京大学出版会から出版される『株式会社法の経済学(仮題)』の中に収録される予定である。
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