研究課題/領域番号 |
08457022
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
山下 博 産業医科大学, 医学部, 教授 (00030841)
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研究分担者 |
椛島 成利 産業医科大学, 医学部, 助手 (80279322)
上田 陽一 産業医科大学, 医学部, 講師 (10232745)
渋谷 泉 (澁谷 泉) 産業医科大学, 医学部, 助教授 (50162649)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | プロスタグランディン / ホールセルパッチクランプ / カルシウム画像解析 / 視索上核 / 下垂体中葉 / 膜電位依存性Ca^<2+>電流 / 非選択的陽イオン電流 / 抑制性シナプス電流 / 視床下部視索上核 / ホールセルパッチクランプ法 / Ca^<2+>画像解析法 / 抑制性シナプス後電位 / 非選択性陽イオンチャネル / EP受容体 / FP受容体 / バゾプレシン / オキシトシン / パッチクランプ |
研究概要 |
電気生理学的手法ならびにCa^<2+>画像解析法を用いて視床下部視索上核(SON)ニューロンならびに下垂体中葉内分泌細胞へのプロスタグランディン(PG)の作用機構、受容体サブタイプの解析を行い、以下の成績を得た。 1.バゾプレシンおよびオキシトシン分泌を亢進するプロスタグランディンE_2(PGE_2)はスライス標本中のSONニューロンにおいて8割以上のニューロンで放電頻度の増加を引き起こした。 2.PGF_<2α>およびFPアゴニストであるfluprostenolも同様の興奮作用を示したが、EP,DP,IP,TPアゴニストの作用はこれらに比して弱かった。EP_1アンタゴニストであるSC-51322ならにびEP/FPアンタゴニストであるONO-NT-012はPGE_2の興奮作用に有意な効果を示さなかったのに対し、fluprostenolによる興奮はONO-NT-012で抑制された。 3.PGE_2は単離したSONニューロンに直接作用し、非選択的陽イオン電流の活性化を引き起こした。しかしながらPGを介して視索上核ニューロンに興奮性の効果を有すると考えられていたサイトカイン、インターロイキン1β(IL-1β)は直接効果を示さなかった。 4.スライスパッチクランプ法を用いてSONニューロンへの自発性シナプス入力を検討したところ、PGE_2はグルタミン酸による興奮性シナプス入力には著明な影響を与えずGABAによる抑制性シナプス入力を選択的に抑制した。 5.PGE_2およびPGF_<2α>、FluprostenolはSONニューロンに直接作用し、細胞内Ca^<2+>濃度([Ca^<2+>]i)の上昇を引き起こしたが、インターロイキン1βは直接効果を示さなかった。 6.ホールセルパッチクランプ法を用いて中葉細胞の膜電位依存性Ca^<2+>チャネル電流(IBa)を解析したところ、PGE_2は百日咳毒素感受性GTP結合蛋白を介して膜電位依存性Ca^<2+>チャネルを抑制した。
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