研究課題/領域番号 |
08457440
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
菅沼 信彦 名古屋大学, 医学部, 助教授 (30179113)
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研究分担者 |
安藤 智子 名古屋大学, 医学部, 助手 (90293696)
浅田 義正 名古屋大学, 医学部, 講師 (70231884)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1996年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 下垂体性排卵障害 / ゴナドトロピン / ゴナドトロピン放出ホルモン / 遺伝子変異 / 遺伝子異変 / ゴナドトロピン放出ホルモンレセプター |
研究概要 |
女性性腺機能は、視床下部-下垂体-卵巣系により規定されている。すなわち、視床下部より律動的に分泌されるゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)が下垂体性ゴナドトロピンであるFSHおよびLHの合成・分泌を促し、このゴナドトロピン刺激により卵胞発育・排卵が惹起されるのと同時に卵巣性ステロイド・ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が産生される。これらのホルモンの生合成は正負のフィードバック機構により互いに調節されている。この視床下部-下垂体-卵巣系の異常が排卵障害の原因となるが、下垂体性排卵障害患者においては、1)GnRHに対する反応異常、すなわちGnRH受容体(GnRH-R)の異常、2)GnRHとGnRH-R結合後の情報伝達異常、3)ゴナドトロピン遺伝子の発現異常、4)ゴナドトロピン自体の構造異常、などが推察される。そこで本研究においては、下垂体性排卵障害の病因解明のため以下の検討を加えた。 名古屋大学医学部附属病院産婦人科不妊外来において、通院中の排卵障害患者を対象に、血中LH・FSH値の測定およびGnRH負荷テスト後のゴナドトロピン反応パターンより、下垂体性排卵障害患者6名を選別した。下垂体性排卵障害患者より採血し、リンパ球分画を調製した。この分画よりグアニジン法によりDNAを抽出した。この操作により下垂体性排卵障害患者のDNAを得た。このDNAをテンプレートとし、PCR法にてGnRH-R遺伝子、LHβ鎖遺伝子の各エクソン、ならびにゴナドトロピンα鎖遺伝子の上流約300bpを増幅した。増幅されたDNAをTAクローニングによりプラスミッドに組み込み、シークエンシング装置により塩基配列を決定した。既に報告されている塩基配列と比較することにより、当患者が当該遺伝子ならびに遺伝子発現調節領域上に変異を有するか否かを判定した。その結果、この6名いずれにも遺伝子異常は発見されなかった。
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