研究課題/領域番号 |
08458056
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
今田 滋子 広島大学, 教育学部, 教授 (70052248)
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研究分担者 |
町 博光 広島大学, 教育学部, 助教授 (10116668)
大浜 るい子 (大濱 るい子) 広島大学, 教育学部, 助教授 (20122591)
稲垣 滋子 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (30052252)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 全国共通語 / 広島方言 / 松山方言 / 『しんにほんごのきそ』I / 「か文」 / 文末声門化 / 文末イントネーション / 談話分析 / 「か」文 / 談話 / 語アクセント / 地域語 / 文末の「か」 / イントネーション / コードスイッチング / 複合語 |
研究概要 |
全国共通語と地域言語(広島方言・松山方言)との対照分析を通して、地域における日本語教師の談話モデルを構築し、地域の日本語教育の活性化を目指すのが、本研究の目的であった。3年間の研究成果は以下のとおりである。 1 全国共通語話者の『しんにほんごのきそ』Iの読み上げ資料の分析を行なった。とくに「か文」(疑問文未詞「か」で終わる文)の文末イントネーションを中心に分析した。「か」のイントネーションは上昇のみでないことを具体的に指摘した。 2 広島方言話者の読み上げ資料の分析を行なった。文末詞「か」のイントネーションは、全国共通語で上昇のものが非上昇となるなど、地域によってかなり相違のあることが明らかになった。 3 松山方言話者の読み上げ資料の分析も同様に行なった。 4 以上の結果をもとに、聴覚的印象と音響的分析の相違点を明らかにし、そのずれの原因を「文末声門化」にあると結論づけた。 5 その他、日本語初級教科書のイントネーション分析、広島方言の語アクセントの分析、談話中のイントネーションの分析等も行なった。 以上の成果は報告書としてまとめている。
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