研究課題/領域番号 |
08650563
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
三上 市蔵 関西大学, 工学部, 教授 (80067636)
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研究分担者 |
堂垣 正博 関西大学, 工学部, 教授 (60067759)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 鋼構造 / 変形性能 / ダクティリティー / 極限強度 / 円筒シェル / H形鋼柱 / 箱形鋼柱 / コンクリート充填、鋼柱 / 円筒シエル / H型鋼柱 / コンクリート充填鋼柱 / Steel structure / ductility / deformation capacity / ultinate strength / cyclindrical shell / bridge steel pier |
研究概要 |
本研究では、鋼構造の強度を静的な強度のみならず耐震性能の面からも捕え、鋼構造、すなわち、柱、はりなどを構成する板パネル、円筒パネルおよびそれらからなる部材を対象に。 (1)鋼構造を構成する板パネル、円筒シェルの終局強度と変形性能に関する研究 (2)繰り返しの変動曲げを受ける圧縮鋼柱の変形性能に関する研究 を2ケ年にわたって行った。その結果、つぎの事項を明らかにすることができた。 (A)円筒シェルの極限強度と変形性能 初期不整を有し、圧縮力を受ける自由突出円筒パネルの幾何学的・材料的非線形挙動を動的緩和法で解析し、円筒パネルの縦横比、曲率半径比、幅厚比、初期不整などが円筒パネルの極限強度に及ぼす影響を明らかにした。また、圧縮、曲げ、圧縮と曲げ、および圧縮と繰返し曲げを受ける短い円筒シェルを対象に、その弾塑性有限変位解析を差分法で行い、極限強度と変形性能を明らかにした。 (B)薄板らなるH形、箱形鋼柱の極限強度 薄肉のH形および箱形からなる柱の圧縮、曲げ、圧縮と曲げの極限強度を弾塑性有限変位解析で明らかにし、局部座屈を考慮した鋼柱の強度を求めた。また、連成座屈強度の簡易評価法を提案した。 (C)コンクリート充填鋼柱の繰り返し曲げ挙動 初期不整を有するコンクリート充填鋼柱が一定の圧縮力と繰り返し曲げを同時に受ける場合、その幾何学的、材料的非線形挙動を有限要素法で明らかにした。部材の細長比、部材の断面形状、圧縮力の大きさ、などが極限強度と変形性能に及ぼす影響を明らかした。
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