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虚血性顔面神経麻痺モデル動物の脳幹における神経伝達物質の発現

研究課題

研究課題/領域番号 08671997
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

瀬尾 徹  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (30258149)

研究分担者 野口 光一  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10212127)
里見 文男  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20248149)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード末梢性顔面神経麻痺 / in situハイブリダイゼーション法 / CGRP / c-jun / GAP-43 / SOD / 神経伝達物質 / 免疫組織反応
研究概要

(目的)末梢性顔面神経麻痺の病態は局所の神経浮腫であり、さらに障害部位の微少循環不全をひきおこし、絞扼麻痺に陥ると考えられている。本研究の目的は、1.虚血性障害による神経伝達物質の動きを遺伝子レベルで解明するため、抗体、プローブの種類が豊富なラットで虚血性顔面神経麻痺モデル動物を作成する。2.中枢神経レベルでの神経伝達物質の発現を観察してその変化を調べる。3.神経障害の原因の1つとして虚血によるフリーラジカル(活性酸素)の産生増加の可能性があると考え、フリーラジカルの強力なスカベンジャーであるSOD(superoxide dismutase)を用いて臨床での麻痺治療の新たな可能性を探る。
(方法)1.雄SDラットの側頭骨内顔面神経の栄養血管に、トロンビンを用い選択的塞栓術を施行した。2.顔面神経核における神経伝達物質の発現の変化を調べた。ABC(avidin-biotin complex)法による免疫組織化学反応でCGRPの発現を、またin situハイブリダイゼーション法によってCGRP(calcitonin gene-related peptide)、c-jun(immediate early gene)、GAP-43(growth associated protein)mRNAの発現を調べた。3.SOD投与、非投与群とで、CGRP mRNAの発現を調べた。
(結果)1.ラットにおいて虚血性顔面神経麻痺モデルを作成することができた。2.麻痺側においてCGRP陽性細胞は増加していた。それぞれの神経伝達物質の経時的変化はこれまでに報告された神経切断モデルとは異なる結果を得た。3.SOD投与群でCGRP mRNAの発現が有意に抑制され、SODによる虚血性神経障害の防護効果が推察された。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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