研究課題/領域番号 |
08680208
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
細井 勉 東京理科大学, 理工学部, 教授 (30055305)
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研究分担者 |
森 正雄 中央大学理工学部, 講師 (30055181)
長野 東 東京理科大学, 理学部, 講師 (10198343)
戸川 美郎 東京理科大学, 理工学部, 助教授 (20112899)
小林 嶺道 東京理科大学, 理工学部, 教授 (70120186)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 数学教育 / 数学用語 / 日本語文体 / 論理的思考 / HTML |
研究概要 |
初等・中等教育の範囲での数学の教科書、参考書、問題集等を調査し、まず、次のような具体例を得た。 ・理解し難い数学文(結果的に、教科書・問題集からが多い) ・理解し易い数学文(結果的に、受験参考書からが多い) ・数学においてはじめて接する、日常語と一致している数学用語、数学文 ・数学の教科書等において暗黙に想定されている、文の理解上の約束事 次に、それらの具体例について、比較検討を行って、理解し易い文の作り方の指導法を考察した。結果として、まず、理解し難い文の指導のためのシラバスを作った。次に、それと理解し易い文とのギャップについて指導の方法を検討し、どのように教えたらよいか、試案を得た。また、同一内容のいくつかの文を比較検討させることが教育的に有効であることが分かった。具体例としては、閏年の決め方など、日常的でありかつ数学的な問題例を使うよう工夫した。 中教審が「論理的な思考」の指導を提案していることから、論理的な思考との関連をも研究した。論理的な思考の教育にあたって、言語表現の指導の重要性をはつきりさせ、どのように表現を工夫すべきか、分かった。 国語科教育の研究者と話し合い、数学科と国語科とでどのような日本語教育をすべきかについての試案を得た。
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