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世界システムにおける革命と介入-キューバ革命とアメリカ合衆国(1962-67)

研究課題

研究課題/領域番号 08720065
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 政治学
研究機関立命館大学

研究代表者

小林 誠  立命館大学, 国際関係学部, 助教授 (60257813)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード国際関係 / アメリカ / キューバ / トランスナショナリズム / 国際政治 / カストロ
研究概要

国際関係の理論に関し、狭義の国家間(政府間)関係と広義の社会間関係のどちらに重点を置いて論述すべきかという論争が繰り広げられている。前者は武力紛争を主要形態とする権力政治モデルとして描かれることが多く、後者は多元アクター間のトランスナショナルな多イシュー・ゲームになる傾向がある。リアリズムとリベラリズムの論争も、こうした国際関係の2つのレヴェルの照準の当て方についての議論だと見なすことができる。
本研究は、1962〜67年の米国とキューバの関係を一次資料を調査することを通じて、これらの論争に一定の解答を出すことができた。つまり、米国がキューバに強制したように、権力のある政府の政治的意思決定を最大要因として、これらの2つのレヴェルの関係の設定自体が行われるということである。つまりこれまでの論争が前提としたような、2つのレヴェルの間のアプリオリな階層性は存在しない。米国・キューバ間の事例はそうしたレヴェルの転換の端的な例であり、米国政府は西半球におけるそのヘゲモニ-を2レヴェル編成の部分的接合によって再編し、冷戦における権力拡大をはかった。キューバ側は他のラテンアメリカ諸国と社会間レヴェルのトランスナショナル関係を拡大することで、生き残りをめざしたが、米国のヘゲモニ-構造はそれを許さず、67年までにほぼ総体的に社会間関係が切断されてしまう。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小林 誠: "Relocating North South Structure in IR/IPE Theory : A Critical View" Working Paper for ISA-JAIR congress,1996. (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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