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磁気位相空間を応用した顎運動測定器の回路シミュレーションによる高精度化

研究課題

研究課題/領域番号 08771794
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

郡 元治  徳島大学, 歯学部, 助手 (50253216)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード磁気位相空間 / 顎運動 / 6自由度
研究概要

本研究では磁気位相空間の測定原理を応用した上顎6自由度,下顎6自由度運動が測定可能な試作測定器について,改良を加え以下のような結果を得た.
1.磁気位相空間を形成するためのコイルドライブ回路およびセンサ回路について,パーソナルコンピュータと回路シミュレーションソフトを用いて最適の回路設計を行った.
2.回路シミュレーションにより得られた最適な回路またはそれに近い回路を製作して試作測定器に応用し,出力データについて検討した.その結果,より安定したデータが得られるようになり,データの信頼性も向上した.
3.測定器の校正については,現時点では効率の良い最適な6自由度の校正方法が確立されておらず現在考案中であり,厳密な校正を行ってはいないが,改良前と比較して出力データの安定性,信頼性の向上により精度も良くなっていると思われる.
4.顎機能異常者,とくにクリッキングを有する被験者についての顎運動測定については,6自由度の各要素が時分割測定ということもあり,顎頭部の詳細な解析には不十分である.しかし,データの安定性,信頼性の向上を図ることができたことにより,顎運動測定のサンプリングレートを高くすることや,6自由度の各要素の同時測定の可能性が示唆された.したがって,今後のさらなる改良によりクリッキングなどの高速の顎運動での6自由度顎運動パラメータも算出可能となり,顆頭部を含めた詳細な解析も可能であると思われる.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 芝崎寿郎: "チェアサイド型顎運動測定器の開発" 日本補綴歯科学会雑誌. 40. 39 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 重本修伺: "ブラキシズム発現時の咬合接触状態および顎関節隙の変化" 日本補綴歯科学会雑誌. 40. 160 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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