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沿岸部での津波に対する危険度評価方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08780432
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 自然災害科学
研究機関東北大学

研究代表者

高橋 智幸  東北大学, 工学部, 助手 (40261599)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード津波の危険度 / 津波エネルギー / 津波数値モデル / エネルギー集中 / 災害アセスメント / TCD
研究概要

津波に対する災害アセスメントを行なう上で、対象地域での津波高は最重要な項目である。この津波来襲時の津波高に大きく関与する要因として、次の二つがあげられる。
・地震発生時における津波の状態
・対象地域での沿岸地形
前者は、波源との位置関係、初期波形の持つ全エネルギーとその場所的分布等により多様に変化し、個別性の強いものとなる。一方、後者は、対象地域を固定しあれば、何れの津波にも同様に働く影響である。そこで、本研究では、後者に焦点を絞り、実際的に実用可能な指標として、TCD (Tsunami Concentration Degree)を開発した。
TCDは、津波エネルギーの場所的集中度、すなわち来襲する全津波エネルギーの大小によらず、対象地域内におけるエネルギー集中度を表す指標である。具体的な算定法は以下の通りである。
(1)対象地域での海岸線に沿ってs軸を取る。
(2)s軸上で、津波高H(s)の自乗を総和し、全来襲津波エネルギーEtとする。
(3)対象地域内のそれぞれの単位区間での津波高H(s)を自乗し、その区間への来襲津波エネルギーE(s)とする。
(4)(2)で求めたEtにおける(3)で求めたE(s)の比率がTCDとなる。
通常は、予め津波数値計算を行い、その結果を用いてTCDを算定しておき、災害アセスメントを行う。しかし、実津波においても、対象地域での実測津波高が十分に多ければ、TCDは適用が可能である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Dawson, Shi, Dawson, Takahashi and Shuto: "COASTAL SEDIMENTATION ASSOCIATED WITH THE JUNE 2ND AND 3RD, 1994 TSUNAMI RAJAEGWESI, JAWVA" Quanternary Science Reviews. Vol.15. 901-912 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 浅井・高橋・首藤: "津波を想定した大掃流力に適用する流砂量公式" 土木学会東北支部技術研究発表会講演概要. (印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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