研究課題/領域番号 |
08877209
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
黒川 良望 東北大学, 医学部・付属病院, 助手 (80215087)
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研究分担者 |
半田 康延 東北大学, 医学部, 教授 (00111790)
飛田 渉 東北大学, 医学部, 講師 (10142944)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 慢性肺気腫 / 肺容量減少手術 / 横隔神経電気刺激 / 呼吸リハビリテーション / 呼吸機能検査 |
研究概要 |
平成8年度、慢性重傷肺気腫患者22例に対し胸腔胸下肺容量減少手術を施行した。このうち理想体重80%以下で、患者の協力の了解が得られた5例に対し、横隔神経刺激用電極を手術時留置し、術後これを介した横隔神経刺激トレーニングを実施した。 電極留置法の確立:胸腔鏡視察下に横隔神経は容易に同定でき留置が容易な第二肋骨の高さを目標として電極を留置した。電極は機能的電気刺激用刺入電極(日本精線製)を用い、あらかじめ横隔神経周囲の胸膜の小切開を加え、電極を結びつけたクリップで同部に固定した。 刺激法:刺激電流の波形は10^<-6>1sの矩形波で20H_zの刺激を繰り返しで全例横隔膜の収縮を観察した。 トレーニング法:術後7日目より15分の刺激を1日5回繰り返した。症状が少なく断定できないが速やかな、横隔膜筋力の増大が得られている。今後継続した観察が必要となる。
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