研究課題
萌芽的研究
平成9年度は,試験資料の測定を行ない,陶磁器の発色要因と色彩情報の関係および釉の状態と光沢度の関係について調べた.結果は現在整理中であるが,分析のてがかりとなる有力情報の調査研究にとどまり,実際の歴史史料の測定には至らなかった.そのため,計上していた測定装置の輸送費や旅費を,統計的な処理や分析結果の可視化をすすめるためのコンピュータ環境の整理に充当した.今後とも本研究を継続し,粘り強く研究をすすめていきたい.