• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

順応機能を持った知的ビジョンチップの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09224211
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州工業大学

研究代表者

八木 哲也  九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (50183976)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードビジョンチップ / 人工網膜 / アナログCMOS / VLSI / ラプラシアンガウシアン / 画像処理
研究概要

本研究の目的は、生体の網膜の機能と構造をとりえれたアナログMOS集積回路(ビジョンシップ)を製作し、これをロボットビジョン等に応用するための基礎データを収集することである。昨年度までの研究により、1次元100画素のアナログビジョンチップを製作しているが、その性能テストは全く行なわれていなかった。本年度は、このビジョンチップの性能テストのための周辺電子回路の製作を行ない、これを用いてチップの性能テストを行なった。、またそのチップに、光応答感度の自動調節機能を付加し、実画像の処理を行なった。
1。1次元100画素のアナログビジョンチップが、網膜双極細胞の受容野と同様のラプラシアンガウシアン型の空間フィルタとなっていることを確認した。チップには、アナログ集積回路特有のトランジスタ素子の性能のバラツキによるノイズを補償するための補償回路が組み込まれていた。この回路をテストし、これが予想どおり動作していることも確認できた。本結果から、チップが実際にロボットビジョン等への応用できることが実証された。
2。チップを自然照明下での画像処理に応用するために、光応答感度が自動的に調節できる機能を負荷した。この自動調節は、チップの出力を外づけ制御回路によりフィードバックすることにより実現される。実験の結果、平均照度2log程度の範囲において、有効に応答感度調節が動作することを確認した。
3。以上のテストデータを収集した上で、チップを用いて画像のエッジを実時間で抽出する視覚システムを構築し、自然照明下で、十分動作することを確認した。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 八木,亀田,飯塚: "可変受容野を備えた超並列アナログ視覚センサ" 電子情報通信学会論文誌 D-I. J81-DI,2. 104-113 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Yagi,ohshima,Funahashi: "The role of retinal bipolar cell in early vision" Biological Cybernetics. 77. 163-171 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi